素足で白い道着に身を包んで

私は小学校の低学年から中学年にかけて確か3年ほど、空手教室に通っていました。なんとなくちょっとしたブームのように空手を習う子どもが自分の周りにいて、誘われたのか自分で興味を持ったのかは忘れてしまいましたが、何人かの友達と一緒に習うことになりました。おそらく、その年齢では当然のことでしょうが、空手組手上達法や自由な打ち合いなどは全くない、型を学ぶ場でした。

毎週、平日の夜二日ほど、一回につき1時間から90分のコースだったと思います。地域の公会堂の様なところで、その空手教室は開かれていました。白い道着には、道場の名前が書かれていて、着ると気持ちが引き締まりました。稽古は、空手道に大切なことを正座して皆でいくつか唱えるところから始まりました。

型を一つ一つ習得しても、それ自体はすごく楽しいという感じはしませんでしたが、時々行われる昇級試験に通ると、級が上がり帯の色が変わるのがとてもたのしみでした。最初は白帯から始まって、いくつかの級を経て、紫帯というところまでいって、なんとなくつまらなくなってやめてしまいました。

とても記憶に残っているのは、素足で、しかも確かTシャツなども着ないで直接道着を着るので、ストーブはついていたのですが、冬の寒さは本当に凍えました。今ではよい思い出です。